東のエデン第1話 感想


東のエデン 第1話『王子様を拾ったよ』より引用


記憶喪失の中、自分の部屋と思われる場所で偽造パスポートが複数見つかる。そこに咲が部屋を訪ねてきて、自分のパスポートを返してもらいたいと言う。慌てて、彼女のパスポートを確認するシーン。

「森美咲…1989年生まれか…」


滝沢朗


彼女と同じ1989年生まれのパスポートを取り出して名前を確認する。

「これだ!これが良い。…名前は、滝沢朗。
よし、今から俺は滝沢朗だ!」


この、わざわざセリフとして言わせるシーンが良いと思った。それまで何者でもなかったものが、滝沢朗として行動していく意思を思わせる。そうなりたいと思ったとき、誰でも滝沢朗として行動していくことができるようになる。そういうスイッチがこのセリフの意味なんだと思う。


普段の生活で問われることはほとんどが、自分ならどうするか?という視点だけれど、もし滝沢朗ならどうするんだろう?と考えてみると見え方は変化する。自分が滝沢朗なら思い悩むよりも前に行動してるんだろうと思うし、たぶんその方が魅力的なんだろうな。

よし、今から俺は滝沢朗だ!


こう実際に自分で口にしてみると、俺がガンダムだ!みたいな特有の中二病っぽい感覚は残るけれど。まあそれでモチベーションが上がるのなら良いのかもしれないな。
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