花咲くいろは第26話 感想

『世の中の大抵の出来事は思った通りに運ぶ』


それは願ってることは叶うと言い代えても良い。世の中は素晴らしいものだと信じれば素晴らしいものになるし、窮屈でつまらないものだと考えれば窮屈でつまらないものになる。そうなりたいと思えば、自然とそうなるようにできてる。


これはとても綺麗ごとに思えて仕方ないけれど、そうだと思う。


アニメやドラマ、映画や小説を読んでも、それぞれ触れている部分は違う。自然と拾ってる言葉は自分の信じた言葉で、響かなかった言葉は消えてなくなってしまう。そして自分が選んだ言葉は、それを実現するように動きはじめる。


自分が何を願っているのか、自分がどうなりたいかを知りたいときに、物語や言葉はヒントをくれる。そこで分からなければ、テレビや音楽を消して時間にゆだねる。そうすると、小さい心の声が聞こえてくるような気がする。別に結論を焦る必要は全くない。


花咲くいろは 最終話『花咲くいつか』より引用

「初めて喜翆荘にきたとき、物語に出てくる旅館みたいだなって、わたし思いました。それで思ってた通りドラマみたいなことがたくさんあって、毎日いろんな事が起こって…。でもそれって、みんながぼんぼってたからこそ、なんですよね。」

花咲くいろは

「一生懸命な人たちが集まって必死にぼんぼってれば、いろんな事が起こってあたり前で…。ドラマをつくるのは一人ひとりの気持ちなんですよね。だから、ここじゃなくても…きっとどこでだってドラマは起こせる。」


すこしだけ感傷に浸る緒花。それから文字通り前を向いて言う。

「それでも…、それでも私、いつかここに帰ってきます!」


世界はとても素晴らしいのだから、何も行動せず、何も感じないまま諦めてしまってはいけないんだと思う。いつも何かに一生懸命にあるべきで、だからこそ色んなことが起こる。それを全然恐れることはなくて、そこに自分の願いがあるなら願った通りになる。そうできてる。
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