まどか第7話 感想

魔法少女まどか☆マギカ　第7話「本当の気持ちと向き合えますか？」より引用

杏子が魔女と契約した心境をさやかに言うシーン。

「あたしはさぁ、まあいっかって思ってるんだ。なんだかんだでこの力を手に入れたから好き勝手できてるわけだし、後悔するほどのことでもないってね」

さやかは冷めた口調で言い返す。

「あんたは自業自得なだけでしょ」

それに対してさやかは言い返すでもなく、言葉を続ける。

「そうだよ、自業自得にしちゃえばいいのさ。自分のために“だけ”生きていれば何もかも自分のせいだ。誰を恨むこともないし後悔なんてあるわけがない…。そう思えば大抵のことは背負えるもんさ」

以前投稿する寸前までいって、破棄してしまったシーン。

杏子の生き方は誰を頼るでもなく自己判断で選んでいく方法。それに対してさやかは、想う人のために生き方を選んでいく方法。そういう対比された構図が生き方の問いかけに見えてよかったんだと思う。

これまでの自分の生き方はさやかのように、誰かが必要としてくれることが生きがいだったんだと思う。けれど実際は自分が必要とされてると思っていても、相手は利用する程度にしか考えてないことが分かってしまった。

前にも書いたような東のエデンの森美咲ちゃんのセリフに近いのだけれど。
物語のはじめかた - ハクアといっしょ！迎撃ブログ

このままでは絶対に後悔すると分かっていたし、後になって誰かに裏切られたなんて言い訳をする生き方はしたくないので１つの決心をした。それがきっかけになり杏子の気持ちが理解できたのか、このシーンが何度もリピートされた。

自業自得。それはマイナスのイメージで用いられることが多いけれど、杏子のように自分の意思で運命に立ち向かっていくには良い言葉なのかもしれない。自分のために生きることが結果的に誰かの役に立つこともあるのだし決して間違った生き方じゃない。
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